髪や頭皮のケア、スタイリング、ヘアセットなどがメインの仕事となる美容師から、似ているようでもまったく違う、目もとの魅力アップをサポートするアイリストへの転職は、有利なのかハードルが高いのか悩む方が意外に多いよう。
どちらも外見の魅力を高める、憧れで目指す人が多い仕事内容ですが、美容師からアイリストへの転職は有利なところもあればハードルが高いケースもあります。
美容師からアイリストへの転職を考えている方に向けて、今回は有利と言える理由と注意点、さらには手荒れや体力面、給与の実態などを徹底比較したお役立ち情報をご紹介します。
美容師からアイリストへの転職って実際どうなの?メリットとデメリット

施術を受ける人をキレイに魅力的にする、そんな共通した目的やニーズがある美容師とアイリストでも、
| 美容師の場合 | 髪、頭皮にフォーカス、ヘアケアやスタイリングがメイン |
| アイリストの場合 | まつ毛、眉毛にフォーカス、まつパやマツエク、アイブロウパーマがメイン |
という大きな違いがあり、美容師からアイリストへの転職はハードルが高く感じてしまいます。
ですが、美容師からアイリストへの転職は、意外に強み・アピールポイントとして自信を持って活動できるメリットもたくさん!
ここではさっそく、目指す人が増えている美容師からアイリストへの転職事情についてメリットとデメリットをご紹介します。
美容師からアイリストへ!転職のメリットは?
一見同じような仕事内容に感じても実はまったく畑違いと言っても過言ではない、美容師とアイリスト。
ただ、転職には以下のようなメリットや強みがあります。
- 美容師免許取得済のため、転職の準備にそこまでの負担が少ない
- 美容に関するトレンドやブームを押さえていることが大きな強み
- 施術を受ける方に寄り添ったカウンセリング、コミュニケーション能力が備わっている
- 毛に関する知識や仕組みに長けていることが施術にも活かせる
アイリストになるためには、まつパ・マツエク・アイブロウパーマやワックスにかかわらず美容師免許の取得が必須!
ですが、美容師として活躍してきたこれまでの経歴は、すでに美容師免許を取得していることで新たに勉強や準備をする必要がなく、集中・効率的な転職活動にアプローチできます。
さらに美容師は日々移り変わる美容のトレンド・ブームに敏感であることから、アイリストに転職してもそのスキルを活かした満足度の高い施術を提供できる強みが。
美容師・アイリストともに、お客様あっての業務でカウンセリングやコミュニケーションは毎日の基本となることから、美容師としての積み重ねてきた接客・対応力はダイレクトにアイリストとしての強みにつながります。
そして、髪の毛・まつ毛・眉毛の毛というひとくくりの知識を有していることも、美容師からアイリストへの転職がスムーズになると言えるでしょう。
美容師からアイリストへ!ハードルが高いと言える部分は?
美容師からアイリストへの転職は、前項でお伝えしたように強み・アピールポイントとなるメリットがたくさんあるものの、以下のようなハードルの高さにも注意しておく必要があります。
- 頭皮、髪に比べて範囲が狭く肌質・毛質が繊細
- パーマ、マツエク、ワックスなどの技術は一から勉強する必要がある
- これまでの職場とはがらりと環境が変わり、人間関係やシステムに対応していく必要がある
美容師からアイリストに転職するデメリットや注意点のひとつが、「肌質や毛質の繊細さ、頭皮や髪とは違った性質」となり、新たに知識やノウハウを身に付けていく必要があります。
そして、まつ毛パーマやマツエク、アイブロウワックスなどの施術は、美容師の業務内容とはまったく異なるため、ある程度長い期間の研修を経て技術や知識を身に付けていく必要があります。
さらに、美容師からアイリストの転職だけではなくすべてに当てはまりますが、仕事内容・職場環境が変わることは、これまでとは違ったやり方・ルーティンが常となるため、慣れるまで・こなせるようになるまではいろいろなガマンや無理、ストレスがかかることも否定できないのです。
美容師からアイリストへ転職!手荒れや体力面、給与面での意外なメリットがあった!

すんなり転職できるような要素・強みもあれば、思わず考えてしまうようなハードルの高さもある、美容師からアイリストへの転職。
ただ、美容師からアイリストへの転職はご紹介した以外にも、
- 手荒れのリスクが最小限に抑えられる、ほぼほぼない
- 体力の面では美容師よりもハードではない
- 給与面に置いての待遇が充実している
というおすすめポイント、メリットがあります。
実際に美容師からアイリストへ転職した女性の中には、手荒れや体力の面でずっとラクになり、働きやすくなったとの口コミ・レビューが報告されているほど。
さっそく、美容師からアイリストへ転職する、手荒れや体力面、給与面での意外なメリット、美容師との違いを分かりやすくご紹介します。
美容師からアイリストへの転職|手荒れに関する安心ポイント
美容師からアイリストへの転職は、「手荒れに関する影響が少ない」という安心ポイントが。
美容師として働いていると、パーマ液やカラー剤などに薬剤や刺激物、添加物が含まれていることから、手荒れしやすいデメリットがあります。
また、1日に何人ものお客様のシャンプーなどを担当するうち、手肌が乾燥して荒れてしまうそんなマイナス影響が少なくはありません。
アイリストの場合は、まったく手荒れしないわけではないものの、美容師の仕事から見ると専用のスティックやブラシなどのアイテムを使ってまつ毛にパーマ液や液剤をのせていくため、ダメージの大きな手荒れのリスクが少ないと言えますよ。
美容師からアイリストへの転職|体力面に関する安心ポイント
美容師からアイリストへの転職では、「体力面に関して美容師ほどにハードではない」という安心ポイントがあります。
美容師の場合は、お客様の髪の長さや座高に合わせて立ったり座ったり、さらに椅子の高さを調整するなど、体力の面でハードなデメリットが。
代わってアイリストの場合は、基本的に座ったままの体勢がほとんどのため、美容師ほどにハードな印象がありません。
美容師の体力面では、切った髪、零れ落ちたカラー剤を拭き取ってサロン内をキレイに、清潔に整えておく必要があり、都度掃除などが必要。
アイリストの場合は、リクライニングチェアまわりをサッと整えるだけが基本となることから、美容師に比べて管理面で使う体力もそれほどではないと言えるのです。
美容師からアイリストへ転職|給与面に対する安心ポイント
施術を受ける方をキレイにする、外見的な魅力を引き出して結果的に内面の充実につなげる、そんな業務が憧れられることが多い、美容師とアイリスト。
共通した目的やニーズがある美容師とアイリストのお仕事ですが、給与面においてもアイリストの方が安心・やりがい・メリットに感じる部分がたくさんあります。
美容師からアイリストへの転職で、給与面でアイリストの方がやりがい・充実感を得られるのは、以下2つの給与形態が関係しています。
- 基本給
- 歩合給
2つの給与について、美容師からアイリストに転職した際の詳細をさっそく見ていきましょう。
美容師からアイリストへ|基本給について
美容師からアイリストへの転職における「基本給」は、美容師よりもアイリストの方が高く設定されている傾向にあります。
この理由は、アイリストは美容師としても活躍できる美容師免許と、アイリストとしてもスキルや知識を活かせる技術・ノウハウ・資格を有しているため。
美容師に比べて、アイリストはさらに高度で繊細な技術を、ある程度短時間で済ませるハードルの高さなども影響し、美容師に比べて基本給が高め設定となっているのです。
美容師からアイリストへ|歩合給について
美容師からアイリストへの転職における「歩合給」も、美容師より若干ではあるもののメリット・やりがいと感じる部分があります。
美容師の場合は、店舗全体的な売り上げや指名を見て、美容師ひとりひとりの歩合給が決まることがほとんど。
代わってアイリストの場合は、サロン全体よりもアイリスト個人個人の指名や施術数を反映して歩合給になることから、自身の努力が大レクトに活きてくるでしょう。
美容師からアイリストへ転職!身につけるべきスキル・知識は?

いろいろなハードルがある美容師からアイリストへの転職でも、絶対的な土台となる美容師免許の取得が済んでいることで、準備や進展がスムーズにいくケースがほとんどと言えます。
ただ実際に美容師からアイリストへの転職活動がうまくいかずに停滞してしまう、そんなケースがめずらしくはないため、注意しておきたいところ。
美容師からアイリストへの転職を目指す方に向けて、身につけておきたいスキルと知識、それぞれの必要性を具体的にチェックしてみましょう。
まつ毛パーマ・マツエク・アイブロウの技術
美容師からアイリストへの転職は、サロン・専門店によって展開しているメニューが異なるものの、
- まつ毛パーマ
- まつ毛エクステ
- アイブロウワックス
の3つが基本!
美容師とはまた違った細かな技術・知識が必要になる、上記3つのアイリスト業務について、必要な知識と技術内容を具体的に見ていきましょう。
まつ毛パーマの技術や知識について
アイリストを目指すためにマストなまつ毛パーマの技術や知識。
まつ毛エクステやアイブロウもトレンド・ブームになっている中、まつ毛パーマが展開しているサロン・専門店が多いため、アイリストを目指すのであればマストに身につけておきたい知識・技術と言えます。
まつ毛パーマで押さえておきたい技術や知識は、
- デザインとそれぞれの魅力、似合うタイプ
- ロッドの種類とそれぞれの魅力、似合うタイプ
- 骨格、顔立ち、雰囲気、目のカタチ、好みに合わせたデザインのアドバイス力
- 目やまつ毛に関する悩みをカバーするカウンセリング、技術力
- まつ毛パーマのグルー、液剤における特徴や性質、効果の仕組みの把握
などイメージしている以上にたくさんのポイントがあります。
そしてまつ毛パーマは、アイブロウやまつ毛エクステに比べると、
| 立ち上げ系 |
|
| カール(ラウンド系)系 |
|
といった多彩なデザインがあり、それぞれに似合うタイプも違えば、まつ毛に巻き付ける流れも細かな違いがあります。
美容師と同じように、アイリストのまつ毛パーマの技術は繊細で慎重さと集中力が必要になるため、これまでの経験を活かして努力・精進する必要があるでしょう。
まつ毛エクステの技術や知識について
まつ毛パーマと同じように人気があり、アイブロウワックスと合わせてサロン・専門店で展開されているケースが多い、「まつ毛エクステ」。
自まつ毛を長くボリューミーに、密集させたように見せるまつ毛エクステは、この施術ひとつで以下のようなバリエーションがあり、それぞれの細かな特徴や違い、技術と知識習得が必要になります。
| まつ毛エクステの技法 |
|
| まつ毛エクステの素材 |
|
| まつ毛エクステのデザイン |
|
まつ毛パーマと同じように、まつ毛エクステは技法・素材・デザインの3要素にさらに細かなバリエーションがあるため、習得しておくべき技術や知識が多く、美容師からの転職後は日々勉強と努力が必要になるでしょう。
アイブロウの技術や知識について
美容師からアイリストへの転職における、「アイブロウ」の技術や知識にも細かに押さえておきたい点がたくさんあります。
アイブロウの技術も、まつ毛パーマやまつ毛エクステと同様、幅広いメニューや技術が必要になり、美容師時代とはまったく異なるスキル・技術を一から勉強する必要があります。
美容師からアイリストに転職する際の、アイブロウにおける技術や知識についてまとめてみました。
| 眉毛カット | 眉毛の毛量、長さを均一にするメニュー |
| アイブロウワックス | 眉まわり、眉間の余分な産毛を取り除いて均一感のある長さ、ボリュームに整える、角質ケア |
| アイブロウパーマ(HBL⦅ハリウッドブロウリフト⦆) | 眉毛の毛量、毛流れ、長さを均一にし、ふんわりボリュームと立体感を出す |
| 眉毛シェービング | 眉まわりの余分な産毛を剃り、眉毛のカタチや輪郭をくっきりさせる |
| アイブロウメイク | 自宅でも応用しやすい、眉メイクのサービスやアドバイス |
| アイブロウカラー | 髪色や雰囲気に合わせて眉毛の色味をカラー剤で変える |
| アイブロウエクステ | 眉毛の薄さ、短さをカバーするため、人工毛を使ったエクステで作り上げていく |
美容師からアイリストへの転職、アイブロウで必要な上記の技術・知識の中でも、特に「アイブロウワックス」と「ハリウッドブロウリフト(HBL)」は数多くのサロン・専門店でメニュー展開があります。
また、上記アイブロウワックスやハリウッドブロウリフト(HBL)のメニューとセットで、アイブロウメイクをオプション・サービスとしてプラスしたメニュー展開のサロン・専門店も急増!
そのため、美容師からアイリストへ転職する際のアイブロウ勉強は、ワックスとパーマ(ハリウッドブロウリフト)、眉メイクを重点的に押さえておく必要があるでしょう。
最後に

美容師からアイリストへの転職はハードルが高い部分もあれば、これまでの経験を活かして活躍できる、理想的な転職のひとつ。
ただ、どんな業務でも一からの勉強と環境変化が基本となるため、丁寧で慎重な準備を進め、納得・満足の転職活動を目指していきましょう。
